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Assoc. Prof.  Kosuke Ono

Address:

Department of Chemistry, School of Science
Institute of Science Tokyo
2-12-1-H57 Ookayama, Meguro-ku, Tokyo 152-8551, Japan

E-mail: ono[at]chem.sci.isct.ac.jp

Profile

2000. 3

2004. 3

2006. 3

2008. 1

2009. 3

2009. 4

2009. 6

2010. 3

2015. 4

2019. 8

2024.10 

Edogawa Gakuen Toride High School

Tohoku University

The University of Tokyo

IBM Almaden Research Center

The University of Tokyo

The University of Tokyo

University of California, Santa Barbara

Tokyo Institute of Technology

Tokyo University of Science

Tokyo Institute of Technology

Institute of Science Tokyo

B.S.

M.S.

Intern

Ph.D (DC1)

Technician

Posdoc (JSPS)

Assistant Professor (CREST)

Assistant Professor

Associate Professor

Associate Professor

Awards

2025    Science Tokyo GAP Fund Program 2025

2021    Yoshinori Ohsumi Fund for Fundamental Research

2020    Daicel Award in Synthetic Organic Chemistry, Japan

2020    Tokyo Tech Research Award

2020    SHGSC Japan Award of Excellence 2020

2007    Best Poster Award, The Young(-ish!) Giants of Chemistry, for Fraser Stoddart's 65th Birthday

2003    Poster Award, The 53th Conference of Japan Society of Coordination Chemistry

Gallery

​Cover Art

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Highlight

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Publication List

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​井澤さん(D1)作

理科大から東工大の修士課程に進学した笹森くん(2023年修士)と東京農業大学から東工大の修士課程に進学した井澤さん(現D1:2025年修士)が内部官能基化されたオリゴフェニレンケージのテンプレート合成法を確立してくれました!本手法では、3分子間で6箇所の結合形成を一気に行いケージ骨格を一挙に組み上げます。1箇所でも間違った結合が形成されると、ケージは組み上がりません。。まさに“無謀”に見える反応ですが、「テンプレートの近接効果」と「協同的な鈴木カップリング」により、効率よく進行します。このテンプレート法を実証してくれたのが、合成実験が大好きな笹森くん。小スケールでどんどん手を動かし、そのまますんなりケージ構築まで。それまでの苦労がなんだったのかと思うほど、あっさりと。そしてその後を引き継いだ堅実な井澤さんがテンプレート法の適用範囲を広げ、さらには反応機構の裏付けとなる重要なデータまで取ってくれました。ゴリゴリと笹森くんが道を切り拓き、コツコツと井澤さんが舗装するといった感じの上手いバトンパスでした。2人の橋渡し役としての政野くん(現D1:2025年修士)の役割も大きかったです。実は最初からオリゴフェニレンケージをテンプレート法で合成しようとしていたわけではありません。白瀧くん(2018年修士理科大)と研究をスタートした時は、2段階の環化反応によるケージ合成を目指しておりました。まずリングをつくり、それをベースにケージを構築。しかし、一向にリングが見えてこない苦しい状況が続いていました。そんなある日、修論が迫る中、白瀧くんがやってきて、「2段階じゃなくて一気に環化したら、ケージができました!」と既に単離された綺麗なケージのNMRをみせてくれました。連動するカップリング反応のために一気にケージができていたのです!その流れに、「ケージの研究がやりたいです!」といって加わってくれた頼もしい馬場くん(2021年修士 理科大 東工大にも一緒にきてくれました)が、ケージをシリーズ化してくれました。ただ、ケージ構造は構築できるようになりましたが、収率は芳しくありませんでした。この状況を打破しようと、テンプレートの利用を思い立ったというわけです。試行錯誤の中、関わってくれた学生さんの多くの努力と知見の積み重ねにより、ようやくテンプレート合成法を確立することができました。今後は後輩たちが、このケージを使った面白い研究を展開してくれることでしょう!

K. Ono,* T. Kawamura,‡ H. Saeki,‡ H. Kawai, K. Goto

T. K. and H. S. contributed equally.

“Social Self-Sorting of Ag4 and Au4 Alkynyl Complexes into Heterotetranuclear Ag2Au2 Alkynyl Complexes: Ag4Alkynyl Complex as a Highly Reactive Silver Species"

ChemPlusChem 2025, 90, e202500275.

​(Invited Paper), (Hot Topic: Gold)

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